この記事では蓄電池の購入に際し、皆さまの不安や疑問を少しでも解決できるように
今回は電気代の観点から効率的な蓄電池の使い方を紹介していきたいと思います。
1番目の目的は「電気代を安くしたい」と考える人が多いのではないでしょうか。
燃料費の高騰で電気代はもちろん、ガス、水道なども値上がりする昨今で、光熱費をできるだけ抑えたいと思うのは当然ですよね。
最近ではロシアによるウクライナ侵攻や朝鮮半島でのミサイル発射など、色々な世界情勢の影響により、電気代は年々上昇しています。
毎月の光熱費は必ずかかる費用なので家庭への与える影響は大きく、将来に不安を感じる方々も多いのではないでしょうか?
2番目の目的は「災害対策」
日本は地震を始め、台風や豪雨など、自然災害が多い国であり、個人個人が日頃から災害に備えておくことが非常に重要なのです。
各自治体の避難所では災害対策の整備が進んでいない地域もまだまだ多く、食料や水の備蓄だけではなく、
トイレなどの衛生面、プライバシーの確保、高齢者や乳幼児の健康問題にペット被災など、問題点が山積みです。
その中で、『在宅避難』という選択肢が今注目を浴びています。
『在宅避難』を行う上で必要とされる物が蓄電池なのです。
皆さま、「深夜電力が安い」というお話を聞いたことはありませんでしょうか?
多くの発電所では昼間の電力使用量に合わせて発電しており、使用量の多い時間帯でも、
ご家庭に安定して電気を届ける設備が整えられています。
電気は時間帯によって発電量を調整することは非常に難しく、夜でもお昼と同じように発電してしまうため、深夜では電力が余ってしまいます。
各電力会社はそうした深夜電力を皆さまにご利用いただく為に色々なプランを考え、皆さまのご家庭に提案されています。
近年では、エコキュートや床暖房など夜間蓄熱式機器の普及が進み、夜間の電力供給のコストも増えたことから、
日中との単価の差は縮小してきていますが、それでも深夜間帯の電力量料金を安く設定している電力会社はありますので、
深夜電力の利用はまだまだ有効な方法だと言えるでしょう。
引用元:https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1205/15/news065.html
単価の安い深夜電力と家庭用蓄電池を組み合わせることで更なる効果を狙うことができます。
蓄電池があれば、深夜帯に電気を蓄電池に蓄えておき、電気料金の高い日中に使用するということが可能になります。
さらに太陽光発電システムと組み合わせれば、電気代を0円に近づけることも夢ではありません。
例えば、関西電力の深夜電力Bプラン(毎日午後11時~翌日午前7時まで)では15.37円 / kWhとなっており、
日中の20.31円 / kWh と比べると 2.5割ほど安い単価になっています。
単純計算で 「20.31円-15.37円=4.94円/kWh × 蓄電できる容量」 が節約額になります。
10kWhの蓄電池を導入した場合、実質的に使用できる容量が約9割であることを考慮し、
4.94円 / kWh × 蓄電できる容量:9kWh = 44.46円が1日の最大節約額です。
年間にすると 約¥16,227円 の節約となります。
参照:https://kepco.jp/ryokin/menu/shinya/
このように深夜電力と蓄電池の相性は非常によく、料金プランを見極め賢く使用することでお得に蓄電池を使用することができますよ。
他にも東京電力だと、『夜得プラン』というものが用意されており、午後11時〜翌午前7時までの深夜帯8時間の電力量料金が
お得になる『夜得8(エイト)』なら、日中の単価が32.71円 / kWhなのに対し、深夜帯は21.75円 / kWhであり、3割ほど安くなります。
先ほどと同じように10kWhの蓄電池を導入した場合、実質的に使用できる容量が約9割であることを考慮し、
10.96円(32.71円-21.75円) / kWh × 蓄電できる容量:9kWh = 98.64円が1日の最大節約額です。
年間にすると36,000円の節約となります。
引用元:https://www.tepco.co.jp/ep/private/plan/yorutoku/index-j.html
2016年の電力の自由化により、地域差なく多様な選択肢から料金プランを選択できるようになりました。
ご家庭の生活スタイルに一番見合った電気料金プランを選ぶことで、電気代は大きく節約していけます。
蓄電池の購入、設置を検討されている、選び方に不安をお持ちの方は ぜひ一度小川電機にご相談ください!
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