蓄電池を購入する際、電気自動車 (EV車) もひとつの選択肢として検討する方も多いのではないでしょうか。
EV車は移動手段として利用できるだけではなく、蓄電池としても活用できます。
どちらを購入するのがいいのか迷う時には、EV車のメリット・デメリットを把握した上で、
ご家庭のライフスタイルに合った選択をすることが重要です。
⚡EV車のメリット・デメリット |
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▽ 蓄電容量が大きい
EV車の蓄電池は、通常の家庭用蓄電池に比べて非常に大きな蓄電容量を備えているのが特徴です。
EV車の蓄電容量は20~70kWhがあり、停電時にも長時間で電力を供給できるため一般的な生活を維持することができます。
例えば、日産リーフの62kWhのEV車で4人世帯の家族の場合、
一般的な電気の使い方でも約 6日間は普通に生活できると計算されています。
電力は一般的にガソリンより経済的であるため、燃料費を削減できます。 同じ距離を走る際、電気代はガソリン代の約6分の1しかかかりません。 さらに、太陽光発電システムでためた電力を利用すれば、 電気代を更に削減することも可能です。 |
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また、EV車は内部燃焼エンジンを持たないため、オイル交換や排気系のメンテナンスが不要です。
そのため、維持費用が低い傾向があります。
さらに、EVは購入時に国や自治体などから補助金を受けられるメリットがあり、エコカーとして各種減税もあります。
▽ 環境への貢献 |
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EV車はガソリン車と比べて排出ガスを大幅に減少させ、環境への貢献ができます。
再生可能エネルギーを使用する場合、その効果はさらに高まります。
長期間使用することを考えたら、 EV車はコスト削減のメリットがありますが、 初期導入の金額はまだまだ高いため、普及が進んでいないと言えます。 環境への配慮は理解されているものの、経済的なハードルが依然として存在しています。 |
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EV車は、ガソリン車に比べて長距離走行には向いていないという点もデメリットと言えます。
充電スポットが限られているため外出先での充電に制約が生じ、未知の場所へのドライブには適さない側面があります。
さらに、ガソリン車の給油はわずか数分で済むのに対し、電気自動車 (EV) の通常充電には数時間かかります。
急速充電器を利用する場合でさえ、30分が標準的な時間とされています。
▽ 外出の時蓄電池として使えない |
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自動車として使用する場合や車検などで外出している際は、家庭用蓄電池としての活用が制約されます。
特に日常の通勤などで車を毎日利用する場合、蓄電池としての利用可能な時間が限られる傾向があります。
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各機器の役割が違いますが、購入価格を比較してみると、 EV車の価格は220万円~1000万円以上で、 家庭用蓄電池は80万円~150万円が一般的です。 さらに、EV車を導入する時、車から家へ電気を送る為、 V2Hシステムの導入の費用も発生します。 そのため、家庭用蓄電池のほうが安いことがわかります。 |
容量面について、一般的な家庭用蓄電池の容量は通常4〜12kWh程度ですが、EV車は20〜70kWhという大容量です。
何日も電気が止まってしまう可能性のある災害時は、EV車の蓄電の方が安心できるでしょう。
その他、設置場所について蓄電池の方がスペースを取りません。
EV車の場合は車の駐車スペースとEVパワーステーションのスペースを確保しなければなりません。
蓄電池の場合は屋内と屋外設置のものがあり、エアコンの室外機の1〜2まわりの大きさとなります。
ここまで、EV車についてメリット・デメリットと蓄電池の違いについてお話いたしました。
EV車と蓄電池の選択は各ご家庭の予算とニーズに合わせてどちらがよいのかをしっかり考えてから購入しましょう!
蓄電池の購入、設置を検討されている、選び方に不安をお持ちの方は ぜひ一度小川電機にご相談ください!
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